祝詞と神道
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最近、外国人の居住者が増え、治安が悪化している地域もあり、その反動からか、日本の伝統、慣習とか、日本らしさを見直す動きが出ています。
それに伴って、日本古来の宗教である神道(しんとう)に興味を持つひとが増えてきています。
当サイトでは、神道の祭祀の際に奏上される機会が非常に多い「天津祝詞(あまつのりと)」について解説します。
但し、天津祝詞の解釈については諸説あり、唯一正しい解釈というわけではありませんので、ご了承ください。
天津祝詞は比較的短い、覚えやすい祝詞でありながら、究極の祝詞とも言われています。
当サイトでの解釈は、基本的には、大本教の出口王仁三郎師の解説に基づいております。
筆者は、約20年前から天津祝詞を奏上し、十言の神咒(とことのかじり)を唱えてからお祈りするようにしています。何度も何度も天津祝詞を奏上していると、なんとなく、感覚的に、天津祝詞の意味がわかってくるのですが、つい最近目にした、出口王仁三郎師の解説が一番しっくり来ました。
神道の特徴
神道の最大の特徴は教典が存在しないことでしょう。縄文時代から、自然の中に神の働きを見出す自然信仰があり、それが神道へとつながったと考えれられます。教祖が存在する形の宗教ではありませんので、それゆえ教典が存在しないと考えてよいと思います。
自然信仰であるがゆえに、つまり、あらゆる自然の働きの中に神を見出すからこそ「八百万の神々(やおよろずのかみがみ)」ということになるのだと思います。
この自然崇拝はネイティブ・アメリカンやオーストラリアのアポリジニにも見られると思いますが、大和民族(アイヌ民族・琉球民族を含めて言っています)の特徴的感覚でもあり、日本人らしさと言えるのではないでしょうか。
1万5千年以上にも渡って引き継がれてきたこの自然信仰〜神道の形成の中で、おそらく霊的直感の鋭い方々が祝詞を記したということだと思います。
ある意味、祝詞は教典としての側面を持っていると言ってもよいのではないかと思います。
天津祝詞
天津祝詞を画像とPDFで掲載します。
実は、天津祝詞にも数パターンあるのですが、最も覚えやすいと思われるパターンを掲載します。
PDFファイルはこちらからダウンロード
天津祝詞の意味
天津祝詞は言霊(ことだま)で構成されています。単なる古語で構成されたものではありません。
天津祝詞は別名を「禊祓詞(みそぎはらえのことば)」とも言います。
天津祝詞を奏上することで、心と、周囲の空間が浄化され、神様とつながりやすくなると思っています。
それぞれの句をみて行きましょう。
高天原に神留坐す(たかあまはらにかむづまります):
高天原(たかあまはら)は、宇宙の中心にあって神々が住まわれている霊界のことをいいます。
つまり、「宇宙の中心にある神霊界に住まわれておられます」と解釈できます。
神漏岐神漏美の命以て(かむろぎかむろみのみこともちて):
神漏岐(かむろぎ)は男神の総称、神漏美(かむろみ)は女神の総称と一般的に言われていますが、
神漏岐は天を司る神、神漏美は地を司る神とも解釈できますし、それぞれ、陽のエネルギーと陰のエネルギーを司る神とも解釈できます。
宇宙は陽のエネルギーと陰のエネルギーが調和することによって創造されたという意味を示しているとも考えられます。
命(みこと)は、神の呼び名に添える言葉である尊(みこと)と解釈することができますが、御言(みこと)とも解釈できます。
聖書の冒頭に「はじめに言葉ありき」とありますが、
「神漏岐神漏美の命以て」は、この二柱の大神の言葉=意志によって という意味ではないかと思います。
皇御祖神伊邪那岐大神(すめみおやかむいざなぎのおおかみ):
皇御祖神(すめみおやかむ)は「こうそしん」とも呼ばれ、天皇家の祖先を意味します。
日本の国土を創造した伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)のことであり、日本国の主宰神である天照大神(あまてらすおおみかみ)の父神に当たります。
伊邪那岐大神と共に日本の国土を創造した伊邪那美之大神(いざなみのおおかみ)は伊邪那岐大神の妻神であり、この二柱の大神は夫婦神になります。
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に(つくしのひむかのたちばなのおどのあわぎがはらに):
筑紫(つくし)は「九天」とも書き、究極や完全を意味します。
日向(ひむか)は、あまねく光明が照らすことを意味します。
橘(たちばな)は、タチが縦で、ハナが先頭を意味します。つまり、縦行の先頭である「アイウエオ」のこと。
小戸(おど)は「音」であり、言霊のこと。
阿波岐原(あわぎがはら)は全宇宙のことです。
つまり、五つの母音の音霊(おとだま)の働きによって、光明があまねく照らされ、宇宙は完全な、あるいは究極のものとなると解釈できます。
言葉がどれほど大切なものか示唆していると言えますね。
御禊祓へ給へし時に生坐る(みそぎはらえたまへしときにあれまする):
神話では、伊邪那岐大神が、亡くなった妻神である伊邪那美之大神を追いかけて黄泉の国に入ったとされていますが、「伊邪那岐大神が黄泉(よみ)の国から高天原に戻り、禊祓ひを受けた時におられた」と解釈できます。
祓戸の大神等(はらひどのおおかみたち):
祓戸の大神は浄化・お清めを司る神のこと。
諸の枉事罪穢(もろもろのまがごとつみけがれ):
枉事(まがごと)は曲がったこと。罪は過ち。穢(けがれ)は心の汚れ(けがれ)を意味します。
罪は「つつみ」とも言われ、心が汚れに包まれてしまった状態であるとも言われます。
拂ひ賜へ清め賜へと申す事の由を(はらいたまえきよめたまえともうすことのよしを):
これについては、現代語に訳すと「私が行った筋の通らないことや過ち、心の汚れをお祓いください、お清めくださいと申しますことの理由を(あるいは、単に申し上げますことを)」となりますが、「申す」が謙譲語であることがポイントで、浄化を司る大神に謙虚にお願いする姿勢が極めて重要です。
天津神國津八百万の神たち共に聞食せと(あまつかみ くにつかみ やおよろずのかみたち ともにきこしめせと):
天津神は天界におられる神、国津神は地上界におられる神(地球に直接携わっておられる神)という解釈になろうかと思いますが、もう一つ、このような解釈もあろうかと思います。
天津神は宇宙創成のときから、宇宙創造神(神道では "素 (す) の神様" と言うことが多いと思います。)から「神」としての役割を与えられ、創造された神霊。
国津神は、人間として何度も何度も生まれ変わるうちに、菩薩や如来と称されるレベルまで魂を高めた人たちの霊(「神上がり」すると言います。)、いわゆる「高級霊」とも解釈できるのではないかと思っています。どちらも神霊であることに変わりはありません。
八百万とは無数を表し、全宇宙に存在する全ての神霊という意味になります。
聞食すは、現代語で書くと「聞こし召す」で、「聞く」の尊敬語になります。つまり、「お聞きください」という意味です。
恐み恐みも申す(かしこみかしこみもまをす):
畏れ多くも申し上げます という意味です。
天津祝詞全訳
高天原という宇宙の中心にある神霊界に住まわれておられます神漏岐、神漏美の大神のご意志によって、
皇御祖神であられる伊邪那岐大神が黄泉の国から高天原に戻られて御禊祓を受けられたときにおられたお清めの大神とそのほかの大神々、天におられる神々、地におられる神々、全ての神様、
私が行った道理に合わない曲がった行為、過ち、心の汚れをお祓いください、お清めくださいと申し上げますことをお聞き入れくださいますよう畏れ多くも申し上げます。
意味だけを訳すとこのようになりますが、
天津祝詞は言霊で出来ているものですので、声に出して奏上することが大切です。
意味を知らずに奏上するよりも、意味をわかっていたほうが心を込めて奏上する手助けになるかと思いますが、事あるごとに、何度も何度も奏上することが大切だと思います。
お祈りの仕方
神社(お寺でも可・・・神仏習合の寺社仏閣が多いので問題ないと思っています。)で祝詞を奏上する際の作法です。
- 二拝(深いお辞儀を2回)
- 天津祝詞を奏上
- 十言の神咒(とことのかじり)
- 二拍手
- お祈り
- 一拝
天津祝詞の奏上の回数は3回(以上)と言われていますが、雑念なく心を込めて奏上できれば1回でもよいと思います。
個人的なことですが、この作法でお祈りするようになってから、願いが通ることが多くなりました。(但し、エゴイステッィクな願いは絶対に通りません。自他ともによくなるような願いごとであることが大切です。)
筆者は、祝詞を奏上してから祈りに入りたいので、他の参拝者の邪魔にならぬよう、神社には夕方(18時前後〜19時くらい)に行くことが多いです。
周りに参拝客が多い場合は、通常の2礼2拍手1拝でよいと思います。もしくは、拝殿から離れた位置で小声で奏上すべきだと思います。いずれにしても、他の参拝者の迷惑にならないように留意しましょう。
十言の神咒とは
十言の神咒(とことのかじり)は、
天照大神のご神名である「@あ・Aま・Bて・Cら・Dす・Eお・Fお(ほ)・Gみ・Hか・Iみ」を10回唱えます。
Fの「お」は、「ほ」と発音します。
一音一音、噛みしめるようにゆっくりと唱えます。
最強の言霊と言われているのが、この十言の神咒です。
Youtubeの「神社チャンネル」に解説動画がありました。
↓
最高の開運言霊「アマテラスオオミカミ」十言の神咒
ぜひ、天津祝詞を暗記してください。
そして、神社仏閣で、このセクションで解説した作法でお祈りしてみてください。
大祓詞
次のページに大祓詞(おおばらいのことば)=通称 大祓祝詞(おおばらいのりと)を載せました。
この大祓詞は、長文の祝詞で、言葉(ことだま)も複雑で、筆者の知識では解説できません。
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